横堀窯
京都で陶技を習った横堀一之が、昭和初期に帰郷して射水市上野の自宅に開いた窯です。上野周辺で陶土を採取し、
小杉焼風の青緑釉や飴黒釉の酒器、茶器などを製造しましたが昭和16年徴兵により一時閉窯、戦後は昭和53年に没し、
廃窯しました。
片口窯
昭和16(1941)年小杉焼の復興をめざす有志の出資を受け「小杉研砥工業株式会社」が下条川左岸の北陸本線北側にて発足しました。そして9月7日、最初の窯開きを行いました。
茶碗や置物等の陶器類と人造砥石で、結果はたいへん良好でした。これを「片口窯」と呼びます。その後も生産を続けましたが、戦争による厳しい状況の中、「戦時経済統制会社富山県陶器工業株式会社小杉分工場」となり、その後も紆余曲折を経て、戦後の昭和23年頃に閉窯となりました。